筋膜リリースとは?効果と自分でやる方法

こんにちは!

院長の方波見(かたばみ)です。

筋膜リリースという方法が数年前からよく耳にするようになりました。

TVで特集されたり、書籍なども出ています。

そんな筋膜リリースは実はオステオパシーでかなり古くから使われている方法です。

オステパシーは1874年に発表されていますからもう150年も前になります。

 

目次

筋膜リリースとは?

筋膜リリースはオステオパシー創始者のA.T.Stillと彼の生徒さん達が使っていた治療方法です。

それから多くのオステオパシードクター達が発展させてきました。

筋膜リリースと言ってもオステオパシーには様々な筋膜リリースがあります。

オステオパシーで使う筋膜リリースの方法

・呼吸の力を利用するもの

・受ける側に協力してもらうもの

・施述者が誘導していくもの

・振動を与えるもの

などです。

筋膜とは?

筋膜とは筋肉を包んでいる膜です。

この筋肉は筋膜と一緒にそのまま、骨に連結しています。

そして筋膜は筋肉にある神経、血管、リンパなども包んでいきます。

神経、血管、リンパは全身に存在しているので、筋膜はそのまま、内臓や脳などにも続いていきます。

実は筋膜は全身のすべてと関連しています。

そのため筋膜の問題は全身の様々な問題と関与します。

こういった理由からオステオパシー創始者のA.T.Stilは筋膜を治療することに着目していました。

筋膜の役割は、支えること、安定化させること、バランスを維持することです。

姿勢を保つことにも大きく関与しており、

姿勢を良くしたい方は筋膜を整えてあげることが重要です。

筋膜リリースの効果

筋膜リリースの効果は様々です。

どんな場所に筋膜リリースをするかによって変わります。

筋肉の不調だけでなく、

筋膜は内臓やその他全身にも影響を与えるため、

オステオパシー医師達は筋膜を診断し筋膜を治療してきました。

一般的な筋膜リリースの効果

・筋肉のコリが楽になる

・血流が良くなる

・関節の可動域が広がる

・筋肉の収縮力が上がる

・姿勢が良くなる

・スポーツのパフォーマンスが上がる

・体のバランスが良くなる

筋膜リリースの方法

自分でやるときはストレッチのようにをすると良いです。

闇雲に伸ばすのではなくコツがあります。

ポイントは伸ばせるところをできるだけ強く伸ばすのではなく、ジワーっとゆっくり伸ばしていくことです。

具体的方法

①体の中で伸びにくい所や硬い所を探します。

②その部分をゆっくりと行けるところまで伸ばします。

③伸ばしたらそこで深呼吸をしながら、ジワーっと伸びていく感じを感じます。

④筋膜が伸びるとより大きく動かせるようになるので、もう少し大きく動かして行けるところまでゆっくりいきます。

⑤再度深呼吸をしながら、ジワーっと伸びていくのを感じながら伸ばしていきます。

健康維持したい方は全身やってあげると良いでしょう。

全身伸ばしたい、なんて方はヨガなどもオススメです。

深刻な痛みや不調がある方

深刻なお悩みの方は専門家に施術してもらうことをオススメします。

筋膜は全身を連結しているため、

足の筋膜の影響が腰に影響したり、

指の筋膜の影響が肩に影響したり、

肩の筋膜が内臓に影響したり、

人によって状態が様々で、痛い所や症状がある所に原因はないというのがオステオパシーの考えです。

また重症な方は体のバランスをかなり繊細に保っている方もおります。

そんな方は刺激の強い方法を用いると症状が強くなることもあり得ます。

先日、アメリカのオステオパシードクターから筋膜リリースを習ってきました。

筋膜リリースを受けたい方は近所のオステオパシーの先生を探してみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次