【札幌円山整体院が教える太陽神経叢と脳と感情の関係】

太陽神経叢と感情の関係

太陽神経叢は、感情と深い関わりがあるとされる自律神経の要所であり、脳の部位と連携して感情やストレス反応に影響を及ぼしています。

特に、ストレスや不安などの感情が強くなると、太陽神経叢が反応し、胃痛や腹痛などの身体症状として現れることが多いです。

前回のブログ：自律神経と太陽神経叢の関係

太陽神経叢と感情の関係性

太陽神経叢は腹腔部に位置し、消化器系や循環系、腎臓などの内臓に影響を与えています。

太陽神経叢は、交感神経と副交感神経が混在する自律神経の中枢であり、ストレスを受けると交感神経が優位になり、消化器官が収縮して胃痛や腹痛が生じやすくなります。

不安や緊張、怒りなどの強い感情が影響することで、内臓の働きが変化することがあり、これが胃腸の不調として現れることがあります。

脳の部位と太陽神経叢の関わり

太陽神経叢と脳の連携

大脳辺縁系

大脳辺縁系は感情や記憶を司る脳の領域で、特に扁桃体や海馬が含まれます。扁桃体は恐怖や怒りなどの感情に関連し、ストレスや恐怖を感じると、扁桃体が刺激されて交感神経が活性化し、太陽神経叢に影響を及ぼします。

これにより、内臓機能が調整され、消化活動が抑制されるなど、体が防御状態に入ります。

視床下部

視床下部は、自律神経と内分泌系の調整を行う中枢であり、ストレス反応が視床下部に届くと、太陽神経叢を通して内臓に影響が及びます。

ストレスを受けると視床下部が交感神経を刺激し、消化器系の機能が抑制され、胃腸の不調を引き起こすことがあります。

前頭前野

前頭前野は、感情の抑制や自己制御に関与し、ストレスや不安に対して意識的な対応を行う部位です。前頭前野が強い感情反応を抑制できないと、太陽神経叢が過剰に反応しやすくなり、不安や緊張が増幅され、内臓に影響が出ることがあります。

太陽神経叢を介した感情と身体反応のつながり

太陽神経叢は「内臓のブレイン」とも言われることがあり、脳と密接に連携しているため、感情が自律神経や内臓の働きに直接影響を与えます。

そのため、感情を安定させることは太陽神経叢への負担を軽減し、消化器系の安定や全身のリラックスに繋がります。

太陽神経叢を整えるためのアプローチ

腹式呼吸

横隔膜の動きを意識して深い呼吸をすることで、太陽神経叢が副交感神経を通じて刺激され、リラックス効果が高まります。

腹部の温め

温かいタオルやお湯などで腹部を温めると、血流が促進され、太陽神経叢の緊張が緩和されやすくなります。特に冷えやすい人に有効です。

リラクゼーション

マインドフルネスや瞑想、ヨガなども、太陽神経叢の緊張を緩め、ストレスを軽減する方法として効果的です。

オステオパシーによる施術

太陽神経叢を含めた自律神経系はオステオパシーによる施術が効果的です。

身体の不調だけでなく、自律神経系の調節や内臓機能の向上、ストレスやメンタルの安定性にも良い影響があります。

当院では、身体の痛みやストレス、自律神経の乱れになどあらゆる不調に対して施術を行なっております。

身体のことでお悩みの方は、一度施術を受けに来てください。