歩くことについて考えてみる【正常な歩行と異常な歩行パターン】
こんにちは。
スタッフの荒川です!
皆さん、通勤や通学、買い物、運動など日常生活の中で歩く機会がたくさんありますよね。
最近は健康志向が高まり、意識的に歩いている人も増えていると感じます。
街中を見渡すと、散歩やランニングを楽しんでいる人が多いことに気づきました。
私自身も歩くことは好きで、ぼーっと歩いたりもすれば、考え事を整理するために歩いたりもします。でも、皆さんは「歩くこと」について深く考えたことはありますか?
今回のテーマ:歩くことについて考えてみます。
歩き始め
歩くことができるようになるのは、生まれてからおよそ1年ほど経った頃です。
それまでに、赤ちゃんは寝返りを打ったり、這ったりしながら、身体の使い方を少しずつ学習していきます。そして、気づいた頃には歩けるようになっているんですよね。
私たちは普段、無意識に歩いていますが、いざ「どうやって歩いているのか?」と考え始めると、逆にぎこちない動きになってしまいます。歩くことは非常に複雑な動作で、実は多くの筋肉と関節の連動が必要です。
正常歩行
歩き方には人それぞれの違いがありますが、基本的には「正常歩行」と呼ばれる標準的な歩行パターンがあります。
正常歩行とは、歩行周期の中で足が地面に接地し、前に進むための一連の動きが適切に行われる状態を指します。
正常歩行の特徴としては、以下のようなポイントがあります
1. 足の接地順序:
• かかとが最初に地面に触れる。
• 足の裏全体が接地し、最後につま先で地面を蹴る。
2. 脚の動き:
• 片足が地面に接地している間、もう片足は前方にスイングしている。
• スイングする足は膝を軽く曲げ、適切なタイミングで次の接地を行う。
3. 体の姿勢:
• 背筋を伸ばし、上体をまっすぐに保つ。
• 腕は自然に振り、バランスを取る。
異常歩行パターン
この正常歩行のパターンから逸脱してしまう原因は、怪我や身体の不調、生活習慣や心理的・精神的不安の影響などがあります。このような姿勢の変化が習慣化されると、異常歩行パターンとなり、さらに身体に負担をかける悪循環に陥ることがあります。
この状態が長く続いてしまう場合、痛みとして身体からのサインが現れます。
歩き方は徐々に変化していくため、自分でその変化に気づくのはなかなか難しいものです。人に指摘されて気づいたり、街中のビルの窓に映った自分の姿を見て「こんな歩き方してるんだ」と驚くこともあるかもしれません。歩き方を直そうと思って意識的に変えようとしてもぎこちなく感じることが多いでしょう。
今後異常歩行のパターンや姿勢不良についてまとめていこうと思います。
ボディワーク
そこで私が施術しているボディワークでは、身体の使い方の学習や歩くことが楽になったなと感じれるようなトレーニングを行います。
具体的には、以下のような方法でアプローチしています
1. ゆっくりと楽に身体を動かす:
• 無理のない範囲でゆっくりと身体を動かし、筋肉や関節の使い方を見直します。
• これにより、体の余計な部分の筋の緊張をほぐし、自然な動きを取り戻すことができます。
2. 本来の筋肉や関節の使い方を学ぶ:
• さまざまなパターンで筋肉や関節の動かし方を学習し、効率的な動きを見つけます。
• 特定の筋肉や関節に過度な負担がかかるのを防ぎ、バランスの良い歩行を目指します。
3. 自分の中の意識を見直す:
• 自分の身体の動きや姿勢を見直し、自分自身の状態の変化に気づけるようにします。
このようなトレーニングを通じて、歩くことが楽になり、本来の身体の使い方を取り戻すことができます。大きな怪我の後は特に身体の使い方を取り戻すのは大変です。筋トレをして筋力がついてもうまく動かせない人も多いです。
痛みのない正常な歩きに戻れた時の気持ちや身体の楽さはとても心地良く感じるはずです。
ボディワークについて気になる方はこちらの記事もご覧ください。
オステオパシー治療院いぶきでは、このようなボディワークによるトレーニングのほか、オステオパシーによる全身のバランスを整えることも行います。
興味がある方は是非一度施術を受けにお越しください。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
荒川