成長期の突発性側彎症の特徴【病院では教えてくれない根本的原因と治療法】
突発性側彎症
突発性側彎症
原因が不明な脊椎の側方湾曲を特徴とする状態で、全体の側彎症の中で全側弯症の約80%を占めます。
この病気は特に思春期の成長期に多く見られ、10歳以上の子供に最も多く発症します。
思春期側彎症: 10歳以上の子供に発症し、特に思春期の成長期に多く見られます。
特徴
診断
突発性側彎症は通常、X線画像によって診断されます。
コブ角(Cobb angle)と呼ばれる角度を測定し、脊椎の彎曲の度合いを評価します。
通常、10度以上の側方湾曲がある場合に側彎症と診断されます。
進行性
突発性側彎症は進行性の可能性があり、特に成長期に急速に悪化することがあります。
成長が止まると彎曲の進行が止まることが多いですが、重度の彎曲は成人期にも進行することがあります。
原因
突発性側彎症の原因は複雑で多因子性であるとされています。
遺伝的要因
側彎症は家族歴を持つことが多く、遺伝的な影響があるとされています。
いくつかの遺伝子が関与している可能性があります。
一部の遺伝的な要素として、脳の機能低下や筋力低下を起こしやすいという要素が見つかっていますが、必ずしも発症するわけではありません。
神経筋肉系の異常
筋肉や神経の異常が姿勢制御に影響を与え、側彎を引き起こす可能性があります。
例えば、脳の特定の部位(例:島皮質や運動制御に関与する他の部位)の機能異常が原因となることが示唆されています。
成長と発育の不均衡
成長期における骨の成長の不均衡や、筋肉と骨の発育のタイミングのずれが側彎を引き起こすことがあります。
特に思春期において、急速な成長が側彎症の発症リスクを高めるとされています。
ホルモンの影響
メラトニンやエストロゲンなどのホルモンが側彎症の発症に関与している可能性があります。これらのホルモンの不均衡が骨の成長や筋肉の調整に影響を与えることがあります 。
環境要因
環境要因や生活習慣も側彎症の発症に影響を与える可能性がありますが、具体的な影響はまだ明確にはなっていません。
これらの要因が複雑に絡み合い、突発性側彎症の発症に寄与していると考えられます。
根本的問題の解決
ボディイメージの再構築
側彎症の方は、空間認識やボディイメージを司る脳の機能の低下があると言われています。
神経系の影響を受けての機能低下の問題ですが、トレーニング方法によっては改善が見られると思います。
身体がどうやって動くのか、力み無く動かせるかなどの身体の使い方を意識することで脳のボディイメージを再構築していきます。
当院で行っているボディワークでのトレーニングがおすすめです。
ストレスとの向き合い方
脊柱は感情やトラウマなどの影響を受けやすく、ストレスとの向き合い方を考え直す必要があるかもしれません。
特にコロナが流行し、学校での他人との交流が減っているなどの理由から他者から受けるストレスの耐性が減っているようにも感じます。
オステオパシーでは自分でも感じていないような潜在的なストレスや意識を根本的に解決するのに向いているため、このようなお悩みがある方にもおすすめです。
また自律神経への影響も受けるため、自律神経を整えることも大切です。(関連記事:自律神経を整えるには)
側彎症は、早期に発見し適切な治療を行うことで、多くの場合、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
もし側彎症の症状や兆候が見られた場合は、まずは専門医に相談することが重要です。
病院への抵抗がある方は当院へのご相談でも構いません。お気軽にインスタDMや公式LINEなどからご連絡ください。
専門医での治療が上手くいかない場合は当院での施術を一度お試しください。